No.83 ショッピングの多様性・Google Express

近年日本でもアメリカでもインターネットショッピングが大変普及して参りました。しかしながら、宅配環境が整っている日本とは違って、広大なアメリカでは注文したものが届くのは1週間後、ということもザラです。ショッピングサイト大手のAmazonですら有料プライム会員で2 Day Shipping(注文後二日後に賞品が届く)が早い方になります。

このような状況の中、シリコンバレーに本社を置くGoogleでは、ショッピングサービス【Google Express】を開始して話題となっています。　Google Expressは、「地元にあるお気に入りの店での買い物をオンラインショッピングと同じくらい簡単かつ迅速にし、必要なものがその日のうちに配達されるようにする」ことを目指しているそうです。

ご存知の通り、商品の販売を行うAmazonとは異なり、Googleは店舗を持っているわけではありません。Google Expressは地域の多数のお店と提携をしており、顧客はGoogle Expressにあるお店の中からインターネット上で買い物をして、Google Expressの担当者が自宅まで届けてくれる、という従来の店舗とウェブ通販の中間となるサービスであります。いわば買い物代行サービスともいえます。地域にもよるのですが、早いところでは即日配送が可能。DiscoveRx本社が所在するFremont市内には翌日配送をしてくれます。

気になるGoogle Expressの会費は年会費が95ドル、月毎で10ドル。もしくは1注文ごとに4.99ドルの送料を支払う方法もあります。重いもの、かさばるものを買いたい場合や小さいお子さまがいるお母さん方や高齢者の方など、買い物にでかけるのが大変な方にとっては有料でも便利なサービスです。

その他にも生活雑貨を販売しているTARGETという小売店では、Curbside Pick Upのサービスを導入しています。予めインターネット上で注文をすると外の専用テントに商品を用意しておいてくれて、車を降りずに商品を受け取ることができるサービスです。このようなCurbside Pick Upはレストランなどでもよくみかけます。ファーストフードのドライブスルーの進化版といった感じでしょうか。このように買い物の選択肢が増えることはとてもありがたいことですね！

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