12/09/2015

No.113 アメリカにおける銃とテロによる死傷者数の比較

皆様、こんにちは。先週の水曜日、カリフォルニア州サンバーナディーノで銃乱射事件が起こりました。
サンバーナーディーノ銃乱射事件 は2015年12月2日10時59分ごろ、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンバーナーディーノの障害者支援の福祉施設インランドリージョナルセンターで、重武装した三名の犯罪者によって発生した銃乱射事件。事件現場にて14名が死亡、重軽傷者17名。事件発生後に事件現場から数マイルの住宅街で、警察によって容疑者二名(男1、女1)が射殺された。
Wikipediaより
死者17名という銃乱射事件を受けて、アメリカの銃規制について改めて議論されていますが、この銃乱射事件を契機に、全米で銃器の売り上げが伸びているというニュースも聞きました。事件を受けての銃規制が行われる前に購入しようという消費者や、こうした銃乱射事件に対応するためには、一人一人の市民が銃器武装をするべきだとする自衛論者の勢いも増しているとのこと。

先週のサンバーナディーノの事件で、2015年のアメリカにおける銃事件(死傷者4名以上の事件)は、355件目であるそうです(2015年12月2日時点)。12月2日で336日目でしたので、1日1件以上事件が起きているということになります。


少し前のデータとなりますが、テロによる犠牲者と銃事件による犠牲者の数を比較したデータがあります。 1999年から2010年の間にテロによって犠牲になった人数は約3,000人、銃によって犠牲になった人数は約360,000人とのこと。



アメリカには人口100人あたり、88.8丁の銃が存在するといわれています。これまでにも議論されてきているように銃規制についてはさまざまな立場の思惑もあり、一筋縄ではいかないようですが、テロ対策のみならず銃による犠牲者を減少させることもアメリカの課題の一つだといえます。

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