4/09/2015

No.31 ドーパミン受容体におけるバイアスリガンドの評価

DiscoveRx社独自のEnzyme Fragment Complementation (EFC) 技術を用いたPathHunter®アッセイでは、Gタンパク質結合受容体(GPCR) に対する複数の機能アッセイ (β‐アレスチン2、セカンドメッセンジャー、内在化)を提供しています。 さらに、DiscoveRxのアッセイ方法ではGタンパク質の強制カップリングを行っていないため、細胞生物学を乱さずに各シグナル経路を定量的に評価することが可能です。このような特長をもつPathHunterアッセイは、バイアスリガンドの同定にもご活用いただけます。


(左)セカンドメッセンジャー (cAMP/Calcium) :検証済み細胞株を用いた高感度かつ確実なアッセイ  (中)β-アレスチン:Gタンパク質に非依存的なβ‐アレスチン補充を用いたアッセイ、あらゆる薬理作用の評価に対応 (右)GPCR内在化:直接的かつ定量的にGPCRの内在化(エンドサイトーシス)を評価

先日の記事に引き続き、DiscoveRx社独自のEnzyme Fragment Complementation (EFC) 技術を用いたPathHunter®アッセイを利用して、ドーパミンD1およびD2受容体でのGタンパク質およびβ-アレスチンを介したシグナル伝達経路におけるバイアスリガンドを明らかにしたデータが発表されていますので、ご紹介致します。


A: ドーパミン受容体・D1R安定発現細胞において、アゴニストの刺激によるcAMPの蓄積、β-アレスチンの補充および受容体の内在化の変化をそれぞれ評価した。 (Conroy et al. 2015). B: ドーパミン受容体D2Rに対してネイティブのリガンドおよび臨床的相関が明らかとなっている化合物を用いて、 Gαi/o活性化によるcAMP生成抑制効果を評価した。 (Brust et al.2015).

ドーパミン受容体に関連する製品およびサービス
· ドーパミン受容体安定発現細胞株
· 複数のアッセイフォーマット(β-アレスチン・cAMP・内在化)
· オーソログ・アッセイキットや受託サービスなど、多様なオプション

ドーパミン受容体・ターゲット一覧
· Human: DRD1, DRD2L, DRD2S, DRD3, DRD4, DRD5 
· Orthologs: mDRD5, rDRD1, rDRD2L, rDRD2S

参考文献



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バイアスリガンドの同定には、DiscoveRx社PathHunter/HitHunterがお勧めです。
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