HitHunter® cAMPアッセイは、DiscoveRx社独自のEFC(Enzyme Fragment Complementation)技術を用いた競合免疫測定法です。活性型のβ-ガラクトシダーゼ酵素を2つに断片化し、一方をcAMPに標識しています。
このED標識cAMPが細胞内の遊離cAMPとcAMP抗体に競合結合をします。細胞内の遊離cAMPレベルが低い場合は、ED標識cAMPの大部分がcAMP抗体に結合し、enzyme acceptor (EA)と接近することはありません。逆に細胞内の遊離cAMPレベルが高い場合は、cAMP抗体と細胞内の遊離cAMPが結合するため、cAMP抗体に結合しないED標識cAMPが存在します。その結果、フリーなED標識cAMPがβ-gal acceptor (EA)と接近して活性酵素を再構成することが可能となります。この再構成されたβ-ガラクトシダーゼの酵素活性により化学発光基質を加水分解し、生じた化学発光シグナルを検出することで細胞内cAMPの発現量を測定することができます。
アッセイ原理
バイオ医薬品や低分子化合物の評価に適したアプリケーション
HitHunter cAMPアッセイは、確実で簡単に利用できるセルベースのcAMP検出アッセイです。
· 幅広いアッセイウィンドウ
· 少ない細胞数でアッセイ可能
· 高い血清耐性
· HTSアッセイフォーマットに対応(3456ウェルまで微量化可能)
· 標準的なルミノメーターによるシグナル検出
· バイオ医薬および低分子化合物に最適化されたアッセイ
· 400件以上の査読された文献による実績
· ワンステップのプロトコル
上記のような特徴を持つHitHunter cAMP アッセイは、バイオ医薬品(ペプチドや抗体)、完全または部分的アゴニスト、アンタゴニスト、インバースアゴニスト、アロステリックモデュレーターなど、幅広い分子クラスの評価に用いることができます。
複雑なアッセイでも評価可能
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バイオ医薬品の最適化
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Fig. 1 HitHunter cAMPアッセイは、多様なアプリケーションにご利用いただけます。(上)2種類の代謝型グルタミン酸レセプターへのアンタゴニストの結合を比較。複雑なアッセイでも測定可能であることを示す。(下)CXCR4 Gαi-共役受容体を発現する細胞株を用いてバイオ医薬品(SDF1α)の特性評価を行った。
関連製品情報
・ Gs/Gi 共役型cAMP Hunter™ 細胞株 (ターゲット一覧)
・ cAMP検出試薬
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