11/13/2015

No.106 BioMAPでMAPK阻害剤の副作用・皮膚の炎症を予測

BioMAP@とは、ヒトの疾患に限りなく近い微小環境のもとでの薬理反応を測定する試験化合物・物質のフェノタイプ(表現型)プロファイリング技術であります。各システムは、一連のヒトプライマリー細胞を用いて、臨床結果や論文上で報告されている直接疾患に関与しているタンパク質やサイトカイン等の発現レベルを測定することによって、各試験物質にユニークなタンパク質発現プロファイルを作製します。

その試験物質プロファイルを、DiscoveRx社が保持している4,000以上もの薬剤プロファイルと直接比較することによって、薬剤の生物学的機能の詳細、特異性の解明、副作用や毒性の同定など、試験化合物・物質のヒト薬理学特性について迅速に評価することができます。BioMAPシステムでのプロファイリングによって、薬剤の生物学的機能の詳細な特性の解明、標的活動の実行と停止、バイオマーカーの特定を含む化合物のヒト薬理学特性について早期に見解を得ることができます。

下記ポスター発表では、薬剤によって引き起こされる皮膚の炎症を、BioMAPシステムを用いて予測した事例が報告されました。これは臨床試験にて報告されている副作用と一致する結果であり、BioMAPシステムによる臨床予測が可能であることを示しています。



前回開催致しましたウェブセミナーでは本ポスターにて発表された事例をはじめとし、最新のケーススタディを紹介させていただきました。下記リンクよりウェビナーの収録版およびスライドをご覧いただけます。

被験化合物によるGi ToxやSkin Rash等を明瞭に:BioMAPシステムの応用例


[課題]
- Gi Tox、Skin Rash等の応用実施例の紹介
- リード化合物の選択や臨床標準治療との直接比較
- メカニズム探査によるリード化合物の毒性、薬理、安全性等の同定

ウェブセミナー 録音版の視聴はこちらから
ウェブセミナー 資料はこちらから


2015年11月6日収録分

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