[日時] 2020年6月30日火曜日 13:00 - 14:00
Track 2 共催:Eurofins Discovery
① CiPAイニシアチブに基づくヒトiPSC由来心筋細胞を使用した心臓安全性のハイスループット評価
薬物誘発性のQT間隔延長や不整脈(TdP)は、新薬候補物質の開発中止の主な原因である。CiPAは、ヒト誘導多能性幹細胞由来心筋細胞(hiPSC-CM)を用いたin vitroアッセイを含む、潜在的な心臓安全性リスク評価のために考案されたパラダイムである。CiPAに基づいて、高速イメージングプラットフォームFLIPR®Pentaで検出されるカルシウム感受性色素を使用したハイスループットhiPSC-CMアッセイを開発した。これによりin vitro催不整脈リスクの評価が可能となり、より迅速な安全性薬理学プロファイリングへ貢献できることが期待される。
②創薬早期における薬物性肝障害(DILI)のスクリーニングアプローチ
薬物性肝障害(DILI)は、臨床試験における重大な有害事象の一つであり、開発中止の主な要因となっている。DILIを引き起こす原因は多元的であるため、予測することは非常に困難である。本セッションでは、in vitro肝毒性評価の課題を克服する複数のスクリーニングアプローチを紹介する。ミトコンドリア機能障害、反応性代謝産物による毒性、活性酸素種の誘導と胆汁鬱滞などを評価するセルベースアッセイポートフォリオの応用、またin vitro肝毒性評価で使用される主要なセルタイプなどについても言及する。
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ユーロフィンディスカバリー 日本事業部
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